優しい人がなる病気 ある出来事
うつ病は優しい人がなる病気とも聞きます。
はじめて聞いたとき、本人からすると、ちょっと美化しすぎてるかな、、、と思ったのが正直なところ。
病気になったらと言って、偉くも悪くもない。
ただ、その言葉が思い浮かぶ出来事がありました。
私はリワークという、デイケアを利用しています。
うつ病の回復期の方が集まり、就業に向けて勉強したり、体力をつけたり、カウンセリングを受けたりします。
どんな人がいるのだろう、、
実際行ってみると、当たり前ですが病気を抱えてるとは思えない、大人の方ばかり。
ただ数名、深く傷ついて、コミニケーションが取りづらい方もいました。
女性の方で自分は醜いと思い込んでいる方がいて、
その言葉を聞くと切ない気持ちになりました。
リワークの作業が終わり、挨拶後その方が自分の話を5分程することが続きました。
なんとなく「また、、」という雰囲気。
ですが、みんな待ちます。
話を聞きます。名前を呼ばれると返事をします。
その方がどうしようもない気持ちで、言わなければいけないと思い、言葉を発してると感じるから。
そして自分を卑下する言葉を発した時に、すかさず
「そんなことないよ」
「自分をそんな風に言わない方がいい」
と普段穏やかな方が大声ではっきりと言ってくれました。
しかも複数名。
そのあとも「そう思わないといけないのはすごくつらいよね」
と話しが出たり。
相手の気持ちを大切にされる言葉に、私まで救われる気持ちになりました。
やさしい。。。
偏見の目があるのかもしれません。
でも、この優しい方々が生きやすい、優しい世の中であってほしいと思いました。