夫婦でうつ病 それでも笑う

二児の母 夫婦でうつ病 壁に体当たり、跳ね返りながら不器用に生きてます

アプリがうつ病の薬並みに効いてくれた

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おはようございます。

うつ病になると薬の多さにびっくりしたり、何となく飲むことに抵抗があったりしませんか?
ただ、私はお医者さんが決めたペースを守って薬を増やしていったし、今も薬を飲んでいます。
しかし常時飲む薬とは別に、症状が特に強く出た時のための頓服薬はアプリを使って気持ちが楽になるおかげであまり飲まずに済んでいるなと思いました。
もちろんアプリでは落ち着かないほどの気持ちの落ち込みがある時はあるし、人それぞれなので、そんな時はお医者さんの指示に従って頓服薬を飲んで、気持ちを楽にさせてあげてください。
我慢は禁物だと私はおもっています。


うつ病になると、外に出るのが辛く、その為人と話す機会も減ります。
そうすると病気のことばかり考えてしまい、またつらくなる。
急性期には同じ様な経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

私は今、回復期にいます。

振り返ってみると、症状に合わせて、アプリを使い、今に至ってるなと思います。

まず症状の重かった急性期。
この頃没頭して使ってたのは、ノノグラム、ピクロスと言われるゲームで、数字をヒントにマス目に色をつけて絵を完成させるというものです。
単純な思考回路で進められ、時間を忘れて、他のことを考えずに済みました。
とにかく悩み事に疲れていたので、夢中に永遠と続けられるアプリが向いていた様です。
また育成ゲームなど、これも単純作業で物語が進んでいくので、無心になれていました。


その次に始めたにはLINEのオープンチャットでした。

オープンチャットとは、サークルの様に何かの属性を決めたグループがあり、(サッカー大好き、とか子育てママ会等)そのグループに参加すると、LINEのIDを教える事なく、そのグループに参加している人達とチャットができるというものです。

家にこもりっぱなしだったため、外とのつながりが欲しくなったのと、病気の事について情報が欲しくなったのがきっかけでした。

病気を抱えながら、仕事を前向きにしていく。
そんな趣旨のオープンチャットに参加して、まずは病気について色々と教えてもらいました。
病気以外でも、心の持ち様だったりとか、制度についてとか、薬についてとか、
病気にかかった経緯を教えてくれる人もいましたし、日常生活での手の抜き方、
病気を抱えてるからこそ、周りも変わってくれた事など、それぞれの経験に基づき沢山会話出来ました。

日常の大変だった事や、病気の症状で戸惑った事、頑張ったことを、病気という共通点のある方と共有できることは、私にとってとてもありがたい事でした。
また病気になった事で視野が広がり、見えてくる世界が変わることを教えてくれたのも、オープンチャットのおかげでした。



その次に私が始めたのは通話でグループ会話のできるアプリでした。


通話での会話になるとペースも早くなり、相手の情報も声だけなのでどんな人なのか、特に最初の会話では頭を使います。
またびっくりしたことに、あまり笑ったり、声を張って会話をすることを病気になってからしていなかった為、のどの筋肉も衰えていたのか、すぐ咳き込んでしまってました笑

会話をしていくと仲良くなって、よく話す人も増えて、承認欲求を満たしてもらえました。
病気になると、寂しい、認められたい、悲しい、の感情が強く出ます。
それを私はあまり外に出したくないし、出されても困るだろうと考えるタイプで、甘えるのがうまくないのかもしれません。
そんな自分と何気ない会話をするために時間をさいてくれる人がいると思うと、病気をきっかけに自尊心がなくなっていた私はすごく救われた気持ちになりました。

また会話をしている間は病気のことも、しなければいけない事も忘れられて、よく笑えていたため、何故かずっとあった憂鬱な気持ちが晴れていく、軽くなっていく様になりました。

臨機応変に会話することにも徐々に慣れてきて、頭の回転が早くなっていくことを実感していました。

現在、さらに回復してきて、リワークに通い始めました。
最初は週2日の午前中だけの参加から、今は毎日午前午後参加までできる様になっています。
それでも調子の悪い時はまだまだあり、そんな時は通話アプリで気分をリフレッシュすると随分楽になります。
人によって合う、合わないはあると思いますが、手軽に試せるものなのでおすすめです。