ゼネコンの設計業務内容
こんにちは。
時には建築ネタを。
私はゼネコンの設計業務に10年ほど携わっています。
とはいえ、2度の産休育休と長期休みがあったため、実質業務を行なっていたのは5、6年でしょうか。
ゼネコンとは総合建設業を行う会社のことで、建物を建てる会社です。
建物を建てるには沢山の業種の人達が携わります。
建物の規模が大きくなれば、関係する会社も多くなります。
それを取りまとめるのがゼネコンの役割です。
ゼネコンも規模は色々ありますが、私が勤めているのは準大手、中堅と言われる規模の会社で、全国と海外に一部支社があります。
ゼネコンの設計はどのような仕事をしているかというと、
病院、ショッピングモール、工場、学校、ホテル、マンション等規模の大きい建物の設計、監理業務が主な仕事となります。
基本的には鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造のものが多いです。
私は転職をした事がないので、一概にはいえませんが、
合理主義思考が強い設計になるのかなと思います。
それはお客さんも企業相手が多いということも理由としてあるかもしれません。
お洒落さ、独自性よりも、その土地に建てられるお客さんの利益の上で最も望ましいシンプルな建物が多いです。
法規、条例等を守り経済設計となるよう、構造、工程、設備、材料等を考慮します。
確認申請や事前の役所回り、消防との打ち合わせ等、手続きを代行したり、
工事が始まってからも定例会議を行いながら材料決めや、図面通りに行われているか現場の監理業務も行っています。
またこれを一人で何物件も担当しているのが常態です。
どのお仕事かもしれませんが、とにかく時間に追われています。
お客さんや現場からの電話も多く、同時に図面作図の締め切りもあるため、
若手も管理職も黙々と仕事をこなす人が多いというか、雑談する余裕がありません。
これに、様々な資格取得も求められ、ゼネコンの設計として恥ずかしくないよう勉強会や研修も行われます。
なんだか大変そうですね、、
私も書いていて疲れそうだなと思いました。笑
でもこの会社でよかった!と思えることは沢山あります。
次回以降、私から見るメリット、デメリットを記載できればいいなと思います。